
1.子育てグリーン住宅支援事業とは
「2024年度子育てエコホーム支援事業」の後継事業として「子育てグリーン住宅支援事業」が始まりました。この事業では、物価高騰の影響を受けやすい「子育て世帯」や「若者夫婦世帯」を中心に「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入支援を主な目的としています。
「子育てグリーン住宅支援」とは、「子育て世帯」や「若者夫婦世帯」を中心とした全世帯が、ZEH水準を大きく上回る省エネ性能を備えた「注文住宅」「分譲住宅」「賃貸住宅」を新築する場合や、「リフォーム工事」を行う場合に利用できる補助金制度です。
なお、事業名称に「子育て」がついていますが、場合によってはすべての世帯が利用できます。
2.支援事業対象と補助額
高い省エネ性能を有する新築住宅の購入と一定のリフォームが対象となります。ここでは新築住宅の購入についてご説明します。
※「子育て世帯」とは:18歳未満の子を有する世帯
※「若者夫婦世帯」:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
(1)補助金対象住宅と補助額
対象世帯 | 対象住宅 | 条件 | 補助額 |
---|---|---|---|
すべての世帯 | GX志向型住宅 | - | 160万円/戸 |
子育て世帯 または 若者夫婦世帯 | 長期優良住宅 | 建替前住宅の除却を行う場合 | 100万円/戸 |
上記以外の場合 | 80万円/戸 | ||
ZEH水準住宅 | 建替前住宅の除却を行う場合 | 60万円/戸 | |
上記以外の場合 | 40万円/戸 |
(2)建築要件
【全体】
・延床面積50㎡以上240㎡以下
【GX志向型住宅】
・断熱等級6以上であること
【長期優良住宅】
- 長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられており、地方公共団体にて認定を受けること
- 断熱等性能等級「5以上」かつ再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量の削減率「20%以上」に適合すること
【ZEH水準住宅】
・上記②③同様
(3)補助対象期間
・2024年11月22日以降に基礎工事より後の工程の工事へ着手するものを対象
・交付申請期間は予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)
※お早めの申請をおすすめします。
※締切は予算執行状況に応じて公表されます。
3.手続きの流れ
子育てグリーン住宅支援事業の申請手続きは、建築主ではなく、実際に家を建てる事業者が行います。したがって本制度を利用するには、そのため、「子育てエコホームこども支援事業」の事業者登録が完了しているかを確認する必要があります。
また、事業予算枠が残り僅かとなってから申請しようとしても、間に合わない可能性が出てきますので、全体工事スケジュール等を確認し、余裕をもって進めていくことが必要です。
詳しくはSBCハウジングパークの各モデルハウス、または国土交通省のホームページ(https://kosodate-green.mlit.go.jp/)でご確認ください。